2泊3日東京旅行記
蒸し暑い。
23°の予想だがやはり蒸している。
空港から直接ホテルへ直行。
ホテルは日比谷にあるペニンシュラ。一度は泊まりたかった憧れのホテルだ。
入り口は吹き抜けのロビーで、両サイドにはダイニングが並ぶ。その名もザ・ロビー。
はっきりとした音楽が耳に飛び込む。吹き抜けの上から生演奏だ。
到着は12時だったがチェックインすることが出来た上に、部屋の用意も整っていたので預けることなく事が済んだ。
yahoo travelで安い宿泊を予約したため、隣のオフィスビルとはとても近い位置ではあるが部屋は広い。
みずまわりもシャワーブースもついている。十二分に大満足だ。
まずは銀座のシネスイッチ銀座へ。徒歩10分ほどの近さである。
こぢんまりしていてクラシックな赤いビロードのチェアーが素敵だった昔とは違い、今風の設えに変貌していた。
仕方がないがショックは隠せない。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」アカデミー賞2部門受賞。日常を描いた闇を背負った男の話であるが、誰にでも起こりえることから悲劇には描いていない。16歳の甥っ子とのやりとりが時代差を感じられ面白くも見せている。
悲しいことも人生には付きものだ、教えてくれる映画だ。
次はGINZA6へ。
どんな様子か伺いに行ったが四丁目から先が人混みで真っ直ぐに歩けない。
週末のホコ天ならともかく異常だ・・・。外国人もさながらだが、日本人のマダム達がこぞって歩いている。
夜のjyazz clubの前に酒を煽ろう。
折角だからホテルBARへ。この時間は嬉しいハッピーアワータイムである。
外人客が多いせいかグラスがBIGサイズ。通常の3倍はある。乾き物も無くなると追加で出てくる。
サービス税は痛手だがそれをカバーするだけのものがここにはある。
二日目
朝なぜか5時前に起床。
日比谷公園に散策。
公園内には素敵なクラシカルな建物が幾つもある。カフェ、レストラン。
こんな所があるなんて驚きである。
6時半ホテルへ戻ると丁度ブレックファストタイム開始時間。
英語しか聞こえてこない。まるで海外旅行をしているみたいだ。
プールの外デッキからは階下に皇居の外堀が見え、日比谷通りと晴海通りの車が右往左往している。
いい眺めだ。
午後一からはミュージカル「レ・ミゼラブル」。
帝劇も歩いて3分。有名どころであるためか満員御礼の札が立っている。
席には社会見学らしく学生服を着た女学生が多く見られる。
暗闇に包まれた、途端に凄まじい音。舞台手前で指揮棒をふっているのが見える。楽団が潜んでいるのだ。
歌や舞台装置もすばらしいが、やはり音響がすごい。途中休憩も挟んだが3時間も指揮をするほうはとんでもない運動量だろう。
感動冷め止まぬ中、怒涛のように人波が外に溢れ出る。
劇団四季のライオンキングも好きだったが現在のセットのほうがさらにパワーアップしていた。次はオペラ座の怪人を見よう。
見ているだけで疲れた。身体に自然と力が入るからだ。
部屋のバスタブに熱い湯を入れてほんの少し休憩。
夜は本題のSTING LIVE。
その前に栄養ドリンクであるアルコールを補給しにまたあのBARへ。
『旨い!』 疲れたときはこれが一番効く。
地下鉄で20分、武道館へ。
前座があるからゆっくり行こう。
追加公演でアリーナしか取れなかった。ぶっ通しの立ち見はキツイかな。前の人が立っていたら見えないよ、きっと。
既に館内は暗く、案内人が付く。随分行くな、前から10列目くらいだ。ステージがよく見える。
息子のジョーもツアーに参加していて親子競演。案の上立ちっぱなし、踊りっぱなし、盛り上がる。
振り返って2階席を見ると、あれっ、座っている。後ろから立ち始めないと前が気を使って立てないんだ。
体力消耗するがアリーナで結果良かった。
最終日。またまた映画へ。
日本橋三越駅の新しい名所の中だ。
高層ビルが立ち並ぶが日本文化を残そうとしている努力は見受けられる。
外人受けは間違いない。
短くも長い旅。
刺激を受けにまた来よう!