社長の映画-シネマブログ
王道を行く感動の物語をご紹介します。
『カセットテープ・ダイアリーズ』
この映画は実話に基づいてつくられています。
イギリスのルートンという田舎町で暮らすパキスタン人家族を中心に、17歳の学生が苦悩しながらも大きく成長していくという物語です。
アメリカのロックミュージシャン”ブルーススプリングスティーン”の映画を通して描かます。
しかし時代は既に1987年のポップカルチャー全盛期時代に突入しています。
ブルーススプリングスティーンは親世代での流行であり、時代遅れだと親友にも馬鹿にされます。
しかし心に響くブルースの歌詞はとても新鮮で、今まで感じたことのない共鳴する何かが彼の中で大きくなっていきます。
青春時代のど真ん中にある若者の、どこにも吐き出すことが出来ないエネルギーを率直に出すことが出来るようになり、周りからは有る意味反抗期にも見られてしまいます。
歌詞が流れると同時に映像にその歌詞がアップされ描かれていくシーンが幾度も出てきます。
全編ブルースの音楽が主体となっていて、何とも懐かしく晴れ晴れとした気分を味わいました。
実際、彼の音楽にはハマって毎日聞きまくっていた青春時代を懐かしく思い感情移入してしまいました。
また出演者は無名の方々ですが皆愛おしく感じ、今後の期待に応援したくなりました。
もしやブルーススプリングスティーンの音楽が趣向に合わない方はこの映画を十分に楽しめるかどうか疑問ですが、とにかく胸が躍り元気を与えてくれる映画であることは間違いありません。
子供から大人まで楽しめますのでおススメさせて頂きます。
(シネマ 一口情報)
監督”グリング・チャーダ”はケニアのナイロビ出身のインド系でロンドン育ちの女性です。