社長の映画-シネマブログ
久しぶりに紹介したいと思った映画を観ました。
沢山の映画を観てきましたが、このような作品は初めてです。
かなり風変わりなマニアックな映画を探している方におススメしたい作品です。
『リトル・ジョー』
オーストリアの作品で、”ジェシカ・ハウスナー”という女性監督が撮っています。
とある研究所で品種改良によって作り上げられた謎の花。
この花は人々を幸せにするという何とも不思議な花で、この花をめぐって不思議な展開が巻き起こります。
花に愛情を注ぎ、育てていると、その花の香りを吸引してしまいます。すると何かが劇的に変わってしまいます。
有る時は親しい友人のことを別人のように思えたり、またある時は好きだったことに突然興味がなくなったり。
ちょっと奇妙なサイレンススリラーといえる映画の類です。
バックに流れる音楽も不可解です。
尺八や和太鼓による旋律が流れます。
また恐怖心を引き起こすような金切り音が、神経を逆撫でするかのように使われてます。
色のインパクトもあります。
俳優達の衣裳や、とある映像が奇抜なヴィヴィッドカラーになっているからです。
この映画はまるでポストコロナを象徴したワンシーンのようで、不穏な世の中を映し出しているかのようにも見えます。
不思議な映像を体験が出来る作品になっています。
(シネマ 一口情報)
主演の”エミリービーチャム”は世界三大映画祭のカンヌで主演女優賞を受賞しています。