映画 『あん』
樹木希林主演の映画です。
内田伽羅(樹木希林の孫。ということは本木雅弘の娘)、永瀬正敏が出ています。
予告を見るかんじでは分かりませんでしたが、実はハンセン病患者差別の話が背景にあります。
日本でも当時は不治の病として恐れられ、療養所という名の隔離病棟をつくり、差別や強制労働などが
20年前の1996年まで人権剥奪の動きがあったことを知らされました。
親や兄弟など家族も迫害を受けるために、身を隠し故郷を離れなければいけない終身強制隔離や国からの一掃排除のための患者絶滅政策がありました。
施設内で結婚ができても断種(去勢)などが1992年まで続いたというからおどろきです。
死んでも故郷に戻れず、墓も無い、その人の存在自体が消されていて実際の被害者はどれくらいあるのか把握出来ていません。
映画は悲しさよりも強く生きることを描いています。人と人を通してのヒューマンドラマです。
子供達も親子で一緒に見てほしい一本ですね。
あんこを大事にこしらえている場面を見て急に作りたくなってしまった。(^_^;)