サインゲット
25日火曜日の夜に湧別町文化センターTOMで 「湧別町民大学」に初めて参加しました。
たまたま前日に遠軽信金に張ってあったポスターを見ていたら、講師 「戸田奈津子」!?
あの有名人がやって来る!
戸田さんは御年80歳。
戦後の幼少期にダグラス・マッカーサーが持ち込んだ映画に虜になりました。
東京は焼け野原で食べるものさえ無かった苦しい時代に、アメリカの華やかな世界が映し出されカルチャーショックを受けたと言っています。
映画の事なら何でも知りたいと思った彼女は中学校で英語を学びます。当時はリスニングやヒアリング、英会話など一切なく、大学でもひたすら文字を追う形でした。
そして字幕界に憧れを抱き、翻訳などのバイトをしていた時にあの水野晴郎から通訳をまかされ、
フランシス・フォード・コッポラに字幕の推薦をうけ、戦争映画「地獄の黙示録」で開花したようです。
今では華やかな著名人たちの通訳も行うようになり、その中でもトム・クルーズと交友が深くあります。
講演で驚いたことに字幕は世界の中で日本だけ。
日本人は本物志向が高く肉声にこだわり、識字率も高く、文字も漢字とひらがなで成り立つために字数も少なくてすみます。
しかし最近は活字離れがすすみ、吹き替えが増えていると嘆いておられました。
北見市内からも沢山のマニアックなファンが来ていてサイン会の列は長く続いておりました。